2025.10.08
志(こころざし)について
昨晩、坂口志文氏がノーベル賞、生理学・医学賞受賞と一報が飛び込んできた。
毎年この一週間はドキドキ・わくわく期待感が高まります。(なんでアンタが?)
偉大な人の研究内容は門外漢に理解できなくても、生い立ちや功績には感動を覚えます。
IPS細胞の山中伸弥先生は若いころ「自分の人生、人を助けることに貢献したい」と志を立て、その成果としてIPS細胞に至った。
その後アメリカの研究機関から、京都大学の報酬の10倍のオファーを受けましたが、初期の志を成し遂げるため断りました。
補助金が少なく、今でも資金難のため山中先生は日夜寄付金集めに奔走され、本来の研究に影響が出ていますが、それでも京都大学で研究を続けられています。
良い本に出合ったり、良い話を聞いたりしても志のない人にとってはたいして意味のないことです。
職場や人間関係で大きな信頼関係が築けるかどうかも「志次第」なのです。
「志」は目先の金銭や簡単な目標でなく、自分の人生をかけた目標であり夢である。
それがなければ、どんな高い技術や才能を身に着けようとしてもそれを「志」とは呼べないのである。
m.hattori