2025.06.12

「どうですか?」はアカン 「どやっ!」

取引先との関係は上下ではなく、対等でなければならない。

取引先は「下請け」の言葉通り、上下関係でいえば業者を下に見る傾向がある。

「仕事を出してやってる」は典型的な例で、その態度に憤り、今まで私も何度も取引先から切られ、切っていった。

上下関係で仕事を続けていると、長く仕事をやっていくうちにどうしても不満も出るし、

長年の不満が大きなトラブルになり、取引停止など不測の事態に発展する恐れもある。

 

これは相手先にも問題があるが、業者である私たちの接し方に問題があるのではないか。

例えば我々が医者にかかる時、儲けさせてやるからと医師を下に見るだろうか。対等? 否、上に見ているのでは。

それは医師の知識、技術に敬意を払っているからである。

そう、門外漢の私たちに取って、医師はなくてはならない存在なのである。

 

それでは下請けからパートナーへ、対等な関係になるように、どうしたら持っていけるか。

まず、取引先が依頼してくるのは何らかの知識・技術・サービスに期待しているからである。

その財産を最大限相手にアピールし、実績を発信。

こちらの専門性の高さの理解を得て、相手にとってなくてはならない存在だと分かってもらうことである。

改まってそんな時間をとるのではなく、日々業務で接する中で、上司部下関係なく相手先にアピールしていくことで、

「この分野ではうちより専門性は高く、依頼する必然性があるな」という理解が生まれる。

 

そうなれば相手側は今までの上下という考え方からやがて対等なパートナー関係へ移行していくのであろう

そうなっていないのなら、こちらからの個々のアピールが足らないのである。

 

m.hattori