2025.07.01
令和の式年遷宮が始まる
令和7年の今年、伊勢神宮で第63回神宮式年遷宮がはじまりました。
この厳粛な神事は、20年に一度、
天照大御神をお祀りする内宮(ないくう)と、
豊受大御神をお祀りする外宮(げくう)の社殿を新たに建て替え、
神様にお遷り願うという重儀です。
歴史的・文化的価値を評価する世界遺産とは一線を画す、
神宮の「常若(とこわか)」という精神―
すなわち式年のサイクルは、神事としての意味に加え、建築や伝統工芸技術の伝承を見据えており、
新たな社殿、新たな御装束や神宝を調製します。
神様には永遠に若々しく常に清らかな社殿にご鎮座いただき…