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Column

2026.03.10

市場から学ぶこと

お客様との会話の中で、 はっとさせられることがあります。 仕事をしていると、 つい社内のことに目が向きがちになります。 組織の体制や役割分担、業務の進め方など、 どれも大切なことです。 ただ、長く仕事をしてきて感じるのは、 会社を成長させてくれるのは社内だけではなく、 市場なのだということです。 以前、お客様からこんなことを言われたことがあります。 「仲さんは一生懸命で、お願いしたことは丁寧にやってくれる。 でも、提案があまり無いですね。」 当時の私は、依頼されたことをきちんと仕上げることに 意識が向いていたのだと思います。 最近では、お…

2026.02.27

「預かる」という責任

我が家には5歳になる猫がいる かけがえのない家族の一員だ。   その日、猫の様子があきらかにおかしかった。餌も食べないうえ、かなり辛そう。あわてて動物病院へ連れて行った。検査の結果は腸閉塞の疑い。さらにCTを撮ると、原因はおもちゃの破片だった。遊んでいるうちに誤って飲み込んでしまったらしい。 すぐに手術となり、無事に異物の摘出は成功した。しかし安堵と同時に強く残ったのは、「これは防げたのではないか」という自責の念だった。おもちゃの劣化に気づきながら、まだ大丈夫だろうと思ってしまったこと。片付けを徹底していなかったこと。すべては飼い主である自分の管理不足に起…

2026.02.20

冬季五輪から見る、心を動かすコンテンツ設計

四年に一度、銀盤や雪原を舞台に繰り広げられる冬季オリンピックが開幕しました。 マイナス気温の極寒の中、一瞬の勝負に人生のすべてを懸けるアスリートたちの姿は、国境を越えて人々の心を震わせます。 テレビやスマートフォンの画面越しに私たちが目にするのは、単なる「競技の記録」ではありません。 そこには、緻密に設計された映像美と、背景にある膨大な「ストーリー」が編み込まれています。 私も人の映像コンテンツを手掛ける者の端くれとして、この世界最大級のスポーツイベントを、技術と戦略の両面から注視しています。   映像が「記録」から「体験」へと変わる瞬間 近年のオリ…

2026.02.12

関係密度

コラムを書くことになり、昔の資料を確認すると 2023年3月の会議で「関係密度」についてお話をさせていただいた記録があったので 3年間を振り返ってみました。 3年前と現在の状況を俯瞰して考えると、具体的に何も変わっていない、変われていない、が実感としてあります。 横のコミュニケーションを推奨しシナジー効果を最大限に挙げる事を全社的に取り組んできたつもりだったのですが・・・ このままでは、世の中の変化について行けずにどうなるのか・・・ 強い組織を再考するために、コミュニケーションと関係密度について考えたいと思います。 関係密度とは 関係密度とは、単なる繋がりの数ではなく、その…

2026.01.30

「感性を閉じないという選択」

クリエイティブの仕事は、年齢とともに完成度を高めていく一方で、静かに摩耗もしていきます。 慣れた表現、成功した型、通用した過去の引き出し。 それらは確かに私たちを支えてきましたが、同時に、感性の扉を少しずつ重くしてしまうこともあります。 詩人サムエル・ウルマンは、「青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方である」と語りました。 この言葉は、若さを賛美するものではなく、感性を閉じない姿勢そのものを示しているのだと思います。 ベテランと呼ばれる世代は、表現者として「正解が見えてしまう」年代です。 だからこそ、最初に思いついた案を一度疑ってみること。 若手のラフに対して、即座…