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Column

2025.11.10

周りを変えたければ、まずは自分自身を変える

「思い通りにならない時に人は試される」 とある先生がおっしゃっている言葉で、自分のモノサシを固定化した瞬間に人は「不寛容」になってしまう、との事。 対人の世界でも対物の世界でも、多様な場所に身を置けば何事も自分の思い通りにならないことがわかります。 世の中には、思い通りにならない事があることを知る。 それが「寛容」の始まりです。   自分も変わっているし、相手も変わっている。変だと思ったら、それは、自分が変なのか、相手が変なのか、どちらかです。 だけどいまの人たちは「相手が変だ」というほうが多い気がします。自分は変わらないと思っているからです。 …

2025.10.30

映像って、必要?

先日、ある中学校の企業訪問があった 教育カリキュラムの一環で興味のある業種の企業を訪問し、生徒さん自身が直接社員に質問し、仕事に対する姿勢や意識から学ぶといったプログラムだ。 来社された生徒さんたちは皆さん利発でしっかりされていて、非常に感心させられたし、逆に学ぶことも多かった。 「映像制作での社会貢献とは?」という質問があった。我が社の経営理念に謳っている事である。 生徒さん達に嚙み砕きながらお話ししている中で、映像の大切さについて改めて感じたことがある。 映像って、それでお腹が満たされるわけでもないし、無くなっても人は生きていける。じゃあなぜ映像は存在しているのか…

2025.10.20

特別な一本

皆さんは、これまでどんな映像作品に心を奪われたことがありますか? 幼い頃に夢中になったアニメ、思わず涙が溢れた映画、忘れられないCM… きっと誰にでも、心の奥底に大切にしまってある「特別な一本」があるはずです。   ◇社員に聞きました!「あなたの心に残る映像作品は?」◇ 私たちの会社には、映像に情熱を燃やす様々なメンバーがいます。 今回のコラムではそんな彼らの心に残る【特別な一本】を聞いてみました。   ディレクター(30代男性/入社10年目) ○ 作品名: 現役中高生が120mの階段を猛ダッシュ!『ポカリスエット2024 CM』 …

2025.10.08

志(こころざし)について

昨晩、坂口志文氏がノーベル賞、生理学・医学賞受賞と一報が飛び込んできた。 毎年この一週間はドキドキ・わくわく期待感が高まります。(なんでアンタが?)   偉大な人の研究内容は門外漢に理解できなくても、生い立ちや功績には感動を覚えます。   IPS細胞の山中伸弥先生は若いころ「自分の人生、人を助けることに貢献したい」と志を立て、その成果としてIPS細胞に至った。 その後アメリカの研究機関から、京都大学の報酬の10倍のオファーを受けましたが、初期の志を成し遂げるため断りました。 補助金が少なく、今でも資金難のため山中先生は日夜寄付金集め…

2025.09.30

ビジネスにおける守破離

先日、映画「国宝」を見に行こうと思い妻を誘ってみた。 妻曰く・・・「結婚してから2人で行くのは初めてやね。」 まさか!と思いつつ過去25年程記憶をたどってみた。 確かに子供が生まれてからは2人で行った覚えがない。そもそも映画の趣味も合わず・・・ 少々気まずい空気感の中、ポップコーン・飲み物等用意しながら鑑賞した。   「歌舞伎をこんな風に表現するんだ!」 これがまず見終わっての感想。 特に舞台上のシーン、様々な角度のカットの積み重ね、その美しさに魅了され、 新しい歌舞伎の表現を感じた。 歌舞伎役者ではない俳優が演じられる事で、プレッ…