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Column

2024.04.23

多様性から学ぶこと

サイズビジョンが誕生し22年の年月が過ぎました。 設立当初は、生き残りを賭けて、社員各々が日々必死に戦っていたように思います。 そして今、コロナ渦という厳しい時間を経験し、世の中が変化せざるを得ない状況になりました。 われわれサイズビジョンも、新たな生き残りを賭けて変化にチャレンジをしていく必要に迫られました。 僭越ながら、わたくしの個人的な視点ですが、これからの挑戦、変化に対応するためにトライ&エラーを繰り返しているサイズビジョンの一遍をコラムにてお届けできたらと思います。 毎月行われる責任者会議において、社内に向けた次のメッセージが何かの気付きになれば幸いです。 …

2024.04.10

新人は原石です

毎年4月1日を迎えると自分が社会人になった時のことを思い出します 遅れないように梅田の喫茶店へ7時半ころ時間潰しに入り、 約束の15分前には会社に入りました。居心地の悪い待合室に私を含めて4人が揃い入社式。   これからどんな仕事をするのだろう、どんな人たちとともに仕事をするのだろう。 挨拶が終わり、別室で新人研修が約2か月間始まりました。手術台の患者のように言われれるがまま行動するのが、 学生気分を抜き取る治療、社会に順応するのに早道と思っておりました。 人事担当の部長も大手バッテリーメーカーから入社してこられ、徹底して育て上げようと必死に40…

2024.03.29

ブランデッド動画の企画・制作

アド・タイムとして長年お付き合いいただいている日新電機様。 企業イメージ訴求のキービジュアルの作成、企業サイトのフルリニューアル、サービスや製品の説明動画の作成など、たくさんのお手伝いをさせていただいてきたクライアント様と、今させていただいている取り組みについてご紹介させていただきます。   今回は、「ブランデッド動画の企画作成」。   『日新電機らしさを動画にしてほしい』とのご要望でした。   社内からの視線では気づかない「その会社らしさ」   最初にお願いしたのは、若手社員様からのヒアリング。 …

2023.09.26

職場環境の変化を考える。

映像業界に足を踏み入れ三十数年。   ADとして同期や歳の近い先輩と闘志むき出しで過ごした20代。 企画・演出として、クライアントや代理店担当者とがむしゃらに作品制作に打ち込んだ30代。 40代半ば過ぎからはめっきり現場の数も減り、気が付けば新しいクリエーターとなる仲間の創出と環境づくりが私にとって大きな任務の一つとなっています。 いわば「新卒の採用と育成」です。   「俺たちの若い頃はな~」というフレーズは部下や後輩に使うのはタブーです。 と、どこのセミナーに行っても聞かされますがここでは少しだけ触れさせていただきます。 …

2023.09.06

遠い日のこと

これは我が家にある人形の話。   今から20年前、テレビドラマを初監督した。 人形は劇中、交通事故で自殺する女性が持ち歩いていたもので、 素性のわからないまま死んだ女性の過去を探る手掛かりとなる小道具だったものだ。 脚本には自殺した女性が若い頃に「露店で買ったアンティーク人形」と書かれているだけで 具体的な記述はなかった。   ドラマの「小道具」は4人いる助監督さんの中でフォース、 つまり上から4番目で一番下っ端の助監督さんの担当になる。 フォース助監督の彼は撮影所の倉庫に山ほどある人形から使えそうなものを選ん…