2026.05.01

感動が導いた道。

感動とは、心が強く揺さぶられる瞬間のことだと思う。

嬉しさや驚き、美しさや共感といった、さまざまな感情が重なり合い、気づけば心に深く刻まれている。

ふと考えることがある。これまでの人生で、どれほど感動してきただろうかと。

10歳のとき、初めて観た映画『スター・ウォーズ』。
大画面に広がる映像と大音響の迫力に、ただ圧倒された。
あの体験が、映像に興味を持つ原点だったように思う。

学生時代、アルバイトで初めて買ったバイクに乗った瞬間。
子どもが生まれ、産声を聞いたとき。
ロケで訪れたネパールで、ヒマラヤを目にしたとき。
振り返れば、人生の節々に確かな「感動」があった。

そして現在、映像制作という仕事に携わって数十年。
多くの先輩や仲間たちに影響を受けながら、作品を作り続けてきた。

 

この仕事の醍醐味は、「誰かの心に届く瞬間」を生み出すことにあると思う。

数秒のカット、ひとつの音、わずかなが、人の感情を揺さぶり、記憶に残る。
その瞬間を作り手として共有できたとき、大きなやりがいを感じる。

最近の感動として、妻と訪れた「チームラボ京都」が印象に残っている。
テーマごとに構成された空間は没入感にあふれ、大人でも思わずはしゃいでしまうほどだった。

ただ、最後の「運動の森」では、つい周囲の勢いに引き込まれそうになり、少し冷静さも必要。
感動や高揚感に身を委ねる一方で、常にどこかで自分を俯瞰する視点も大切。

これからも、日常の中にある小さな感動を大切にしながら、
人の心を動かす映像を生み出していきたいと思う。

S.Mori