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Column

2026.02.20

冬季五輪から見る、心を動かすコンテンツ設計

四年に一度、銀盤や雪原を舞台に繰り広げられる冬季オリンピックが開幕しました。 マイナス気温の極寒の中、一瞬の勝負に人生のすべてを懸けるアスリートたちの姿は、国境を越えて人々の心を震わせます。 テレビやスマートフォンの画面越しに私たちが目にするのは、単なる「競技の記録」ではありません。 そこには、緻密に設計された映像美と、背景にある膨大な「ストーリー」が編み込まれています。 私も人の映像コンテンツを手掛ける者の端くれとして、この世界最大級のスポーツイベントを、技術と戦略の両面から注視しています。   映像が「記録」から「体験」へと変わる瞬間 近年のオリ…

2026.02.12

関係密度

コラムを書くことになり、昔の資料を確認すると 2023年3月の会議で「関係密度」についてお話をさせていただいた記録があったので 3年間を振り返ってみました。 3年前と現在の状況を俯瞰して考えると、具体的に何も変わっていない、変われていない、が実感としてあります。 横のコミュニケーションを推奨しシナジー効果を最大限に挙げる事を全社的に取り組んできたつもりだったのですが・・・ このままでは、世の中の変化について行けずにどうなるのか・・・ 強い組織を再考するために、コミュニケーションと関係密度について考えたいと思います。 関係密度とは 関係密度とは、単なる繋がりの数ではなく、その…

2026.01.30

「感性を閉じないという選択」

クリエイティブの仕事は、年齢とともに完成度を高めていく一方で、静かに摩耗もしていきます。 慣れた表現、成功した型、通用した過去の引き出し。 それらは確かに私たちを支えてきましたが、同時に、感性の扉を少しずつ重くしてしまうこともあります。 詩人サムエル・ウルマンは、「青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方である」と語りました。 この言葉は、若さを賛美するものではなく、感性を閉じない姿勢そのものを示しているのだと思います。 ベテランと呼ばれる世代は、表現者として「正解が見えてしまう」年代です。 だからこそ、最初に思いついた案を一度疑ってみること。 若手のラフに対して、即座…

2026.01.21

名将から学ぶ

2026年はスポーツファンにとって、まさに夢の年! 3月には野球の侍ジャパンがWBC連覇に挑み、 6月にはサッカーワールドカップが開催されるなど、 日本中が熱狂するビッグイベントが目白押し。 主役となる選手の活躍に期待するのはもちろん、 最近は、チームを率いる監督がどんなチーム作りをして、 試合ではどんな采配を披露してくれるのかおおいに注目しています。   私たち映像制作の現場も、創造性と緻密な作業が求められる、 まさにチームワークの結晶です。 そこで今回は、 野球界とサッカー界の名将、栗山英樹監督と森保一監督のリーダ…

2026.01.09

最近何観てる?

今年の正月もたくさんの友達と会った。 話をしていて大概の人に 「何の本が面白い?」とか、 「何のテレビが面白い?」とか、訊いてしまう。   本を読む人は減り、また新聞も私の年齢でさえ購読していない人が増えた。 理由を聞くと「本や新聞よりもネットのほうが速報性に優れ深化できる」と。 テレビも見る人が減り「YouTubeなどをネットサーフィンして好きな番組を観ている」と。   皆さんそんなに好きな情報にばかり接していて良いのですか。   ご飯は好きなものばかりだと栄養が偏ってしまう。 同じように気…